粉瘤(ふんりゅう)・アテロー
耳の手術
だいぶ涼しくなってきましたね。
先日、外傷性耳垂裂
(耳が切れてしまった状態)の手術を終え抜糸にいらした患者さんが、
こんな絵本があるのですよ~と紹介してくれました。
ノンタンがブランコから落ちて、耳が切れてしまったのです!!
ノンタンとは、キヨノサチコさん作絵のこども向けロングセラーシリーズの絵本なのですが、
『ノンタン がんばるもん』では、その主人公の猫のノンタンがブランコから落ちて耳が切れてしまい、
頑張って病院で手術を受けるのです。
この絵本を教えて下さった患者さん曰く、「絵本を見ながら、ママはこの手術を受けるのよ~」
と説明したら、こどもがとてもよく理解してくれたとのこと!
「こどもがガーゼをとってしまうんです...」
とお困りの患者さんにはこれを是非おすすめしたいと思います。
また、病気やケガで病院に行かなくてはいけないお子さんにも読んでほしいです
切れ耳、耳垂裂(じすいれつ)へのご質問
切れ耳、耳垂裂(じすいれつ)の治療で来られる患者さんから、たくさんの質問をいただくので良く聞かれる疑問についてお答えしたいと思います。
Q.麻酔は痛いですか
A.耳たぶは、まぶたや指の先と比べるずっと痛みに鈍いところなのです。また私のクリニックでは赤ちゃんの予防接種の針よりもさらに細い針を使うなど麻酔法にも工夫しています。麻酔をして痛みが全くなくなったことを確認してから手術を行います。念のために痛み止めも処方していますが、術後の痛みも殆どありません。また抜糸の時は、糸を切るだけなので痛みは全くありません。抜糸自体は1~2分で終了します。
Q.抜糸はしますか
A.はい、5日~10日後に抜糸をします。抜糸の日も受診が出来るように手術希望日をご検討下さい。なお、抜糸のために来院出来ない方はご自宅近くの病院で抜糸してもらえるよう紹介状を発行することも可能です。
Q.ピアスをまた開けることは出来ますか
A.はい出来ます。術後1、2ヶ月以降にあけることをオススメします。治療した患者さんのうち半数くらいの方がまたピアス開けていかれます。
Q.同じような患者さんは多いですか
A.耳垂裂だけで2013年は270件、2014年は310件、2015年は300件の手術を行いました。
Q.当日から髪の毛が洗えますか
A.はい洗えます。シャワーも可能です。絆創膏を外し、キズもキレイに洗って下さい。湯船で暖まるのは3日目以降にしてください。
Q.軟骨が切れているようなのですが治りますか
A.多くの方は耳たぶにピアスをあけるので、耳たぶの手術のほうが多いですが、耳の横にピアスをあけている方もいます。そのピアスにより耳が切れると軟骨も一緒に切れていることがありますが、手術できれいに治すことが出来ます。
Q.妊娠、授乳中でも手術は可能ですか
はい。手術をされる方もいらっしゃいます。無理のない範囲で対応させていただいておりますので、事前にお伝え下さい。
手術について詳しくは院長のブログ『ピアスのトラブル:切れ耳、耳垂裂』をお読みください
その他ご質問があれば、診察時にお気軽に声をかけて下さいね。
治療前
↓
術後半年
神楽坂肌と爪のクリニックhttp://www.hadatotsume.com
漫画で登場させて頂きました!
もうすぐ七夕ですが皆さんは何をお願いしましたか
さて話は変わりますが、子供の頃に月刊漫画雑誌のリボンを読んだことはありますか?
今回、またまた8月号のリボン(集英社)に漫画で登場させて頂きました
。汗と上手に付き合うためには?ということで説明しております。
カナヘイさんの人気漫画、『女の子って。』です。
似てますか?
可愛く描いて頂きありがとうございます
では、良い一日をお過ごし下さい
日焼け止め
梅雨入り宣言がうそのように暑い日が続きますが、紫外線対策はされていますか?
近年UVBだけでなく、シミ/しわ/たるみなどの肌老化
の原因となるUVAについても認知が広がり、
UVA もよりしっかり防ぎたいとのニーズが高まってきました。
そこで2013年1月より、UVA防止効果を示すPAの表示がこれまでの三段階表示から、
PA++++まで表示できるようになりました。
PA+ 効果があるPA++ 効果がかなりあるPA+++ 効果が非常にある PA++++ 効果が極めて高い
当院では今年はLA ROCHE-POSAYの日焼け止めをご用意しており、いずれもPA++++該当商品です
。
敏感肌や、お子様
にもお使いいただけます。
ご希望の方は声をかけてくださいね。
開院4年目
日に日に暖かくなって来ましたが皆様いかがお過ごしですか?
花粉症の方はつらい季節ですかね
昨日より3日間、形成外科の学会があり初日から参加しています。この学会は毎年この時期に行われ、形成外科の中では最も大きなものです。 最新の医療機器の展示や、全国の病院施設での様々な疾患や治療の報告などが行われます。しっかり勉強してきたいと思います
当クリニックはおかげさまで開院4年目を向かえることができました。この春から安定的経営のため法人組織となり「医療法人社団ソシエテ・ブロンシュ 神楽坂肌と爪のクリニック」として再スタートいたします。これからも、スタッフ一同、少しでも皆様のお役に立てるように精進していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
UV対策
あとすこしで梅雨が明けたら、今年もまた夏本番ですね
今日は、ご相談が増えてきた日焼け止め・UV対策
についてお伝えしたいと思います。 日焼け止めは何を基準に選んでいますか?強さ、使用感、その他の成分etc…。
紫外線には3種類ありますが、私たちが肌に浴びているのは、UVAとUVBのふたつ。UVAは波長が長く皮膚の深いところまで届いてしわ・たるみなどいわゆる光老化の主な原因になります
。一方UVBは波長が短く表皮まで届き、肌が赤くなったりと炎症を引き起こします。時には癌になることもあるんですよ
5月~8月のちょうどこの時期は、紫外線量がピークとなります。そこでUV対策として、紫外線の多い時間帯の外出をさける、帽子、サングラス
、日傘、日焼け止めを使用することが大切です
。 そして日焼け止めを手に取ったとき、私たちがよく目にするSPF値とPA値とは、 それぞれUVAとUVBを防ぐ数値を示したものなんです。
【SPF】とはSun Protection Factorの略で、紫外線のうちUVBを防ぐ効果の目安です。何もつけないときに比べて肌が赤くなるのにかかる時間を何倍にできるか。UVBを何倍防げるかを表した数値です。1~50+までの表示があり、数字が大きくなる程効果が高くなります。
【PA】とはProtection of Grade UVAの略で、紫外線のうちUVAを防ぐ効果の目安です。+~+++まであり、+が多い程効果が高くなります。 これらの記載を参考に、あとはご自身の肌質やお好みにあった使い心地のよい日焼け止めを、日常生活、屋外でのレジャー、海水浴など目的に応じ使い分けたいものです
。