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神楽坂 肌と爪のクリニック

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神楽坂「肌爪日記」クリニックブログ

ピアスのふさぎ方。クサイのはあなただけじゃない!その予防法と解決法をご紹介します!

こんにちは。肌爪先生こと『神楽坂肌と爪のクリニック』の院長、野田弘二郎です。
YouTubeにて『神楽坂肌と爪のクリニック公式チャンネル』も開設しておりますので、
登録がまだという方はぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。

先日『ピアストラブルトップ5』をテーマとして取り上げましたが、

今回はその中でも、最近お問い合わせの多い「ピアスの穴がクサイ」というお悩みにフォーカスして、お話しします。ピアス穴は気をつけないと誰でも臭くなってしまうことがあり、またその臭いに自分自身では気がつきにくいものです。今回はピアス穴がクサイというお悩みの『解決法から予防法まで』じっくりお話ししますので、ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。そして私の考えに共感していただけましたら、ぜひご家族や周りのお友達にも教えてあげてください。

【目次】

1.ピアス穴がクサイって、どういうこと?

2.どうして臭くなるの?

3.臭くなったらどうすればいいの?

4.ピアス穴を塞ぐ手術とは?

5.ピアス閉鎖手術の実際

6.臭くならないための予防法は?

7まとめ


1.ピアス穴がクサイって、どういうこと?

これは当たり前のことですが、耳のピアス穴の臭いを自分自身の鼻で嗅ぐことはできません。そのため、ピアス穴辺りの耳たぶを指先でつまむようにすると指先に臭いが移り、これを鼻に持ってくると指が強烈に臭うというのが「ピアス穴がクサイ」という症状になります。ピアスをあけている方は、今すぐご自身の耳で試してみてください。…いかがでしょうか?

指についた臭いは石鹸で何度も洗わないと落ちないくらい強烈なものです。

“世界一クサイおでき”と言われる

「粉瘤」の中身とおなじ臭いですから、強烈さはかなりのものです。

これは30年以上前の話になりますが、医学部の講義で皮膚科講師から「粉瘤の中身を決して素手で触れてはいけない」と忠告されたことが、今でも耳に残っています。

それから医師になり、これまで千個以上の粉瘤を摘出してきましたが

中身を素手で触れたことは幸い一度もありません。

さて、この臭い。日常会話程度の距離ではわかるものではないのですが、あまりのクサさから「親しい人から嫌われるのではないか…」と心配になって治療を希望される方も多いです。

2.どうして臭くなるの?

ピアスの穴は耳たぶの表側と裏側にあり、その間はトンネルで繋がっており、その壁は皮膚で覆われています。皮膚の表面は角質で新陳代謝を繰り返し、剥がれ落ちた古い角質は垢(あか)になります。

トンネルの中は洗いにくいのでピアスを付けない状態で何ヶ月も放っておくと、垢がトンネル内にびっしり溜まってしまいます。

なにより、もともと耳たぶ周辺というのは皮脂の分泌が多い部位なのです。

健康な皮膚には“常在菌”といって日常的に存在する細菌群がいるのですが、この常在菌が垢や皮脂などの老廃物を分解することで、『プロピオン酸』や『脂肪酸』といった代謝物ができます。ピアス穴の強烈な臭いの正体こそが、まさにこの代謝物というわけです。

3.臭くなったらどうすればいいの?

★ピアスの臭い対策はじつは簡単で、ピアスをつけることで解消します★

ピアス穴に溜まった垢はピアスのつけ外しで押し出されて清掃されますし、ピアスをつけているだけでも自然とこすれて、ある程度清潔を保つことがでるのです。また、金属自体に殺菌作用があることもポイント。常在菌の増えすぎを抑制できます。

★もう一つの方法はピアス穴を手術で塞いでしまう方法です★

このような手術はあまり聞いたことがないと思いますが、じつは「ピアスの穴を塞いでしまいたい」という患者さんは意外に多いのが現状です。理由として考えられるのは、今回テーマとして取り上げたクサイ臭いのほかにも、以下のような理由があります。

◎金属アレルギーがありピアスをつけると痒くなったり、

汁が出たりするので塞いでしまいたい。

◎ピアス穴を片耳4個・5個と増やしすぎてしまった。

よく使う穴以外を閉じて見た目をスッキリさせたい。

◎仕事や家庭環境の都合からピアスをしていた過去はなかったことにしたい。

└コレは男性に多いです。

こういった事情のある方がピアス閉鎖を希望されています。手術で塞いでしまえば臭い対策だけでなく見た目もよくなります。

なお「手術せずに自然と塞がったから大丈夫ですよね?」という方がいらっしゃいますが、間違いです。見た目的には塞がっているように見えても、自然と塞がったピアス穴も臭いの原因になることがあるので解決にはなりません。

4.ピアス穴を塞ぐ手術とは?

では実際にピアス穴を塞ぐ手術、ピアスのふさぎ方とはどんなものなのか。言葉だけではわかりにくい部分がありますのでイラストを交えてご説明していきます。

先ほど説明したようにピアスは耳たぶの表側と裏側に穴があり、皮膚で裏打ちされたトンネルでつながっています。

手術ではトンネルを取り出し、表裏の穴を縫って閉じます。

これで耳たぶの中に垢の元となる皮膚は完全に取り除くことができます。

※要注意※

ある美容外科では表面の穴だけ閉じるそうですが、取り残されたトンネルに垢が溜まって腫れ上がってしまうので、絶対にやめていただきたいと思います。

また表の穴だけ閉じて、トンネルと裏の穴を閉じることを『プレミアム手術』と称して追加料金を要求するクリニックもあるので要注意です。

ピアス閉鎖の危険性を十分理解せずに手術を行う医師もいるので、病院選びはとくに慎重におこなうようにしましょう。

5.ピアス閉鎖手術の実際

ここからは、実際の手術の流れについてご説明していきます。

[STEP.01]

切開予定線をマーカーで描きますがキズを極力小さくするために最小限とします。

手術後に凹みが残らないようにピアス穴の入口にある、すり鉢状の凹みも切り取ります。

[STEP.02]

局所麻酔薬を注射します。手術自体は無痛ですが、注射した個所だけは多少チクチクします。

[STEP.03]

神楽坂肌と爪のクリニックでは、ここで特別な処置をします。こちらは企業秘密なので公開することはできません。申し訳ありません。ただ、同業の医師の皆さんであれば先ほどの切開予定線を見てお気づきかと思いますが、私たちは限りなく小さなキズでピアス穴を閉じることができます。それはこの特別な処置をおこなうからです。ほんの数秒なので患者さんは気がつかないと思います。

[STEP.04]

さきほど描いた切開予定線に沿って、耳たぶの表側と裏側の皮膚をメスで切開します。トンネルとその周りの脂肪の間に狭い隙間を作り、裏打ち皮膚だけを引き抜くように取り出します。表裏の穴の皮膚とその間にあるトンネルを“ひとかたまり”として取り出すのです。

皮膚が残っていると後々トラブルにつながります。ここは少し難しい部分ですが、私がフランスや日本の大学病院でやっていた“微少外科手術”のテクニックがとても役立っています。下の画像は取りだしたピアストンネルです。

背景にあるガーゼの目の荒さからかなり拡大していることが分かります。周辺を傷つけずにピアス穴とトンネルだけを引きに抜いていることが、お分かりいただけるかと思います。

[STEP.05]

トンネルを取りだした跡を、高周波メスを使って慎重に止血をします。

[STEP.06]

あとは皮膚を1~2針縫ってキズを閉じて手術は終了。手術時間は10分ほどです。

[STEP.07]

下は手術後の写真。キズは最小限でピアス穴の大きさしかないことが分かります。

6.臭くならないための予防法は?

大きく2つのポイントが挙げられます。

■ピアスは計画的にあけましょう!

ピアス穴の臭いは、3箇所以上あけているいわゆる“ピアス上級者”に多い悩みです。

若い時はピアスをたくさん開けても、すべての穴にピアスを通していたとしても、歳を重ねるなかで考え方や自らの置かれる状況が変化し、徐々に使わないピアス穴が増えていきます。それでもたまにピアスをつければ掃除になって良いのですが、なかには塞がっている穴もあり、凹みに垢がたまって臭いの原因になるのです。また、ピアス穴をたくさん開けるということは金属アレルギーのリスクが高まることも分かっています。

気分やノリでやたらと開けてしまうと、後々公開することになるので、開ける際はよく考えて開けるようにしましょう。

■ピアス周辺は清潔に!

もともと耳たぶ周辺は皮脂が多く、不潔にすると臭いの原因になります。

ピアスをつけていたとしてもキャッチ周辺が不潔になりやすいので、毎日シャワーの際、ピアスはつけたまま石鹸をつけて軽く洗いすすぐようにしましょう。

7.まとめ

今回は「ピアス穴がクサイ」というトラブルの対策についてお話しさせていただきました。

今現在、すでに臭いが気になる方というはもちろん、今は臭っていないけれど、将来臭うようになったら嫌だな(クサくなっても平気!という方はいないと思いますが…)という方は是非参考にしてみてください。また、ご自身だけでなく、この動画の内容をご家族やご友人、会社の同僚との会話のなかで、話題として取り上げていただけると嬉しく思います。

これからも皆さんのお役に立つ情報をどんどん発信していく予定。ちょっとした時間に、当ブログをチェックしていただけると幸いです。


【記事監修・執筆】

医師 医学博士 院長 野田 弘二郎

  • 日本形成外科学会専門医
  • 皮膚腫瘍外科指導専門医
  • プロネイリスト
  • ミラドライ公式認定医
  • オールアバウト公認 肌と爪の健康ガイド
  • パリ第7大学ドゥニ・ディドロ微少外科手術ディプロマ取得
  • 日本形成外科学会、国際形成外科学会、日本美容外科学会、日本皮膚外科学会、日本美容医療協会会員

<詳しいプロフィールはこちら>

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