各種健康保険・労災指定医療機関

神楽坂 肌と爪のクリニック

  • 「飯田橋駅」より徒歩2分
  • 予約制03-3513-8212

神楽坂「肌爪日記」クリニックブログ

グリーンネイルに関するウソとホント その1 神楽坂肌と爪のクリニック 院長野田弘二郎

ネイリストや皮膚科専門医でも間違って理解していることが非常に多いグリーンネイル。今日は爪の専門医神楽坂肌と爪のクリニック院長野田弘二郎がその真実に迫ります!グリーンネイルについて良く言われる次の6つのこと。さて、このうち事実はどれでしょう?爪の知識に自信のあるあなた!是非挑戦してみて下さい。

1.グリーンネイルはカビの一種である

2.グリーンネイルは不潔なネイルサロンでうつることが多い

3.グリーンネイルは他の指にもうつりやすい

4.グリーンネイルには抗生物質の飲み薬による治療が必要

5.グリーンネイルは変色した爪を削り落とすと良い

ジェルネイルによるグリーンネイル。ジェルが浮いた形に色がついている。
色素の食い込んだ爪が伸びきって元に戻った爪。

答えは↓

答えは↓

答えは↓

こちらのブログもよく読まれています。ぎゃー!!耳キレた〜!
ピアスによる耳切れ「耳垂裂」がこんなにきれいになります!(ビフォーアフター画像あり)

答えは↓

答えは↓

答えは↓

答えは↓

正解は、全てウソ!!!!!!!

では解説しましょう。

まず1。グリーンネイルはカビの一種である>ウソ!!グリーンネイルで見られる鮮やかな緑色、これはピオヴェルディン、あるいはピオシアニンという色素の色なのですが、皆さんお馴染みのパンにつく青カビの色によく似ていますね。このためグリーンネイルはカビだと思い込んでいる方が実に多い、というか、お医者さんやメディアの方も含めて殆どがそう思いこんでらっしゃる。でもつくられる色素の色は似ていても実は全く違う物です。グリーンネイルの原因となる病原体はカビではなく、緑膿菌という細菌です。水虫とも違いますよ。水虫はカビの一種、これはまた別の機会に。

医療関係でない方には病原体となる細菌、真菌(カビ)、ウイルスなど微生物の違いはわかりにくいと思いますが、細菌と真菌(カビ)はテントウムシとでんでん虫くらい違います。ん・・・?余計わかりにくいか・・・。なんかイメージが似てるけど実は全然違うものなんだよということが言いたかったんです。赤くて黒い点のある小さな甲虫テントウムシと殻をしょったナメクジみたいなでんでん虫を間違える人なんていませんものね。

当院受診の前に他の皮フ科でグリーンネイルにカビの薬、抗真菌薬が処方されている患者さんを非常に多く診察します。緑膿菌には抗真菌薬は全く無効ですので効果はありません。まぁ、だから治らなくて困った患者さんが当院へいらっしゃるのだと思いますけどね。皮膚科専門医さえ正しい知識が無いのがグリーンネイルなんですよ。普通に人が誤解しても仕方ないですね。あ、たまに爪のカビである白癬菌と緑膿菌の混合感染はありますよ。つまり両方にかかっているというケースです。この場合は白癬菌に効く抗真菌薬を使うのが普通です。

次に2。グリーンネイルは不潔なネイルサロンでうつることが多い>ウソ!そもそもネイルサロンでうつるという世の中の常識がウソなんです。私の所にいらっしゃる患者さんにはサロンでグリーンネイルになっちゃって散々もめた後という方も多くて、じっくりお話を伺った後で「実はサロンでうつったわけじゃありませんよ」と言うと皆さんメチャメチャ驚かれます。お店で「訴えてやるっ!てすごんじゃったのに・・ヤバッ!(実話)」まぁまぁ落ち着いて下さい。

んじゃ、その緑膿菌ってやつどこから来たの?ええ、それが意外なところなんです。皆さんの手の皮膚です。「うぇ〜〜〜!!あんなに洗ってるのに〜!」またまた驚かれます。実は緑膿菌は常在菌といって正常な状態で皮膚に上に普通に住んでいます。緑膿菌に限らずいろんな菌がいるんですよ、実は。細菌叢と呼ばれる集団を作って私たちの健康に役立ってるんです。腸内細菌叢って聞いたことありますよね?ふだん個々の細菌は普段は少数しかおらず、イイ感じでバランスしているのでなにも症状はないのです。

でも何らかの理由でバランスが崩れると悪さをすることがあります。例えば緑膿菌は狭くて湿った隙間を見つけるとそこでわ〜っと増えて、独特の色素を作り出し爪を緑色に染めるんですね。狭くて湿った環境とは、例えばジェルの浮き上がって出来た爪との隙間みたいなところです。だからグリーンネイルをよく見ると隙間の形に色がついていますでしょ?他に病気やケガで爪が浮き上がってできた隙間でも増えますよ。同じように緑色になりますが、ジェルの浮き上がりで見られるグリーンネイルとは違います。コレもまた別の機会に

さて、グリーンネイルは菌の数が増えていますが炎症をおこしている訳ではないので痛くもなんとも無いんです。ちょっと臭いけど(^_^; 緑膿菌ってピオ臭という独特に臭いがあるんですよね。傷の手当てで現場経験のある医師や看護師ならご存じのはず。そう、あの臭い。因みにピオはpyo、つまり「膿」のことですが、医療現場ではピオと言えば特に緑膿菌のことを指します。緑膿菌の発見がガーゼについた膿がきっかけだったことに由来します。医療業界に多い隠語の一つです。

次は3。グリーンネイルは他の指にもうつりやすい?ここまで読まれた方はもうおわかりですね。答えはウソ!グリーンネイルはうつりません。繰り返しになりますが、ジェルが爪から浮いてできた小さな隙間に水が入り込んで狭くでジメジメした環境ができます。そうした環境でそこにもともとそこに住んでいた緑膿菌が増えたのです。2本の指にグリーンネイルになった時、どちらからうつったと考える人が多いですが違います、うつりませんから。2本の指に同時に緑膿菌が増えやすい条件が揃って、もともとそこに住んでいた緑膿菌が増えたに過ぎないのです。もうわかりましたね?グリーンネイルはうつる病気ではないのです。私は爪の専門医として毎日グリーンネイルの人に触れていてますが決してグリーンネイルにはなりません。

長くなりましたので4と5はこちらでお読み下さい。

お願い!!当院に受診を検討されてらっしゃる方へ。
当院の医師はグリーンネイルになっている指以外を含め、全ての指の状態を診察しますので全ての指のジェルをオフしてからご予約(完全予約制)をお願いします。クリアジェルやオイルを含めて、一切何ものせずに、自爪で来院をお願いします!!

神楽坂肌と爪のクリニック 皮膚科|形成外科|腫瘍皮膚科|美容外科|美容皮膚科
〒162-0825
東京都新宿区神楽坂2-12-15 さわやビル2F
予約制03-3513-8212
●終日診療 △午前の部のみ診療 -休診
副院長は火、水、木の午前午後、土曜日の午前勤務となります
【平日】10:00~13:00/14:00~19:00
【土曜日】9:30~12:30/13:30~18:30
初診の最終受付は平日18:15、土曜日17:45となりますのでご注意下さい。
  日祝
院長野田 弘二郎
副院長野田 真喜(女性)
川原﨑医師(女性・皮膚科専門医)
Access
◆JR総武線
「飯田橋駅」西口より徒歩3分
◆東京メトロ有楽町線、東西線、南北線
◆都営大江戸線
「飯田橋駅」B3出口より徒歩2分

当院には駐車場はございません。お車の場合は飯田橋駅ラムラ地下駐車場が便利です。(30分:300円・駐車サービス券はございません)
このページの上へ